Wednesday, August 12, 2020


(translation pending) 活動報告:7月豪雨の現地支援

7月は熊本県を中心に九州や中部地方で局地的豪雨が発生し、甚大な被害が出ました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

人防では4日に情報収集を開始し、6日に熊本県にて現地先遣隊調査の派遣が決定することとなり、当日中にT研究員、S主任研究員と共に熊本県庁に参りました。その際、防災科学研究所(防災科研)の方々と短時間でしたが、ご一緒する機会があり、ISUT(内閣府や防災科研などを構成員とした災害時情報集約支援チーム)の取り組みによるクライシスレスポンスサイト・被災状況地図情報等の活用現場を生で確認することができました。

私は、現在、復興段階における被災状況地図情報の活用シナリオについて研究を行っています。この研究に関しては、まず、最近発生した巨大災害の再建段階での地図情報活用事例を調査していて、具体的には、東日本大震災被災地を対象に、国土地理院が開発した災害復興計画基図について文献調査を進めている状況です。

また、応急期の段階において作成される地図情報も、再建段階において活用が期待される部分が多いと考えておりまして、ISUTによる取り組みをはじめとし現場で起きていることや課題などを踏まえつつ、今後の対策や研究で取り上げる着目点について多面的に検討できればと思っております。